ソーシャルベンチャー・スタートアップマーケット

背景とねらい

ETIC.では、2001年から「社会起業」や「ソーシャルベンチャー」に取り組む起業家のスタートアップ支援に取り組み、これまで100名以上の社会起業家たちと関係を築いてきました。

その間、自身のご経験をもとに若者の挑戦を支えていただいた、のべ400名を超える先輩経営者や有識者の皆様、事業連携やお仕事の機会をいただいた多くのベンチャー企業・大手企業の皆様、そして地域での新たな挑戦を支える地域パートナー団体との関係を育んで参りました。

そして今回、これまで培ってきたコミュニティやスタートアップ支援の経験を土台として、2年間で
125名(うち30名は関西を拠点とした社会起業家支援の実績を持つNPO法人edgeと連携してサポート)のスタートアップ支援に取り組みます。

なぜ私たちは、この事業に取り組むのか。

今後、日本の人口減少と高齢化は、さらに加速して進むと言われています。内需や税収が減少を続けるにも関わらず、福祉・医療分野をはじめとする社会課題やニーズは増し、行政だけでなく、民間が社会的な事業を担う必要性は、既に皆様ともその問題意識を共有できていることと思います。

私たちETIC.は、これらの社会課題やニーズに対して自ら手を挙げ、解決に挑戦する若者を支えるコミュニティ・生態系を創ることに取り組んできましたが、こうした日本の現状を見るに、生態系の必要性と重要性をますます痛感しています。

同時に、新たな挑戦者や、その挑戦に期待と関心を持ってかかわっていただける方々が、いま急速的に広がりつつある手ごたえを感じています。現に、私たちの創業支援の取り組みに手を上げてくる若者たちの数は年々増加傾向にあり、これらの活動を開始した2001年と比較すると、10倍以上にもの ぼります。そして、その潜在層は、まだまだ多く眠っていると考えています。

もちろん、こうした生態系はETIC.だけでは成し得ません。これまでも多くの皆様にご支援いただきながら、ETIC.の周りには豊かな関係が築かれつつあります。

こうした関係を改めて可視化し、東京だけでなく日本全国に拡めていくために、”「未来を創る起業」に、共感する仲間と経営資源が集まる場”「ソーシャルベンチャー・スタートアップマーケット」を始めます。