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ヒマワリスプロジェクト始動!新潟発、加茂留学が次なる展開を迎えました。2010/11/1

新潟県のほぼ中央に位置する加茂市は、北陸の小京都といわれています。そもそも、加茂の地が京都の賀茂神社の社領となり、青海神社の鎮座地に上賀茂神社と下賀茂神社の祭神が分霊されたことから、「加茂」と呼ばれるようになったという歴史のある町。

『加茂留学』は加茂の町で地元の人の思いに触れながら、商品販売や新しいプロジェクトにチャレンジするインターンシップです。

第一弾は、加茂市商店街でのインターンシップ。商店街の方々を前にした報告会では商店街のイベント参加や、店舗での手伝、企画提案がなされました。加茂留学のメインプロジェクトでもあるヒマワリスプロジェクトは、加茂市の観光名所のひとつ、放し飼いにされたリスが訪れる人を出迎える、加茂山公園内のリス園がヒマワリスプロジェクトの舞台。地元の方のお話では、このリス園は、加茂市の友好都市である伊豆大島の椿花ガーデンリス村をモデルに作られたとのこと。ちなみに加茂市と大島市の縁をつないだのは椿、加茂市の花としても指定されている雪椿とは、伊豆大島の椿が取り持つ縁だそうです。

ヒマワリスプロジェクトは「ひまわり」を栽培し、その種を加茂山公園リス園で飼育されているリスのえさとして有効利用してもらい、さらに新しい企画を通して加茂をPRするというもの。すでに様々なプロジェクトを企画実践されている地元の人を交えてのワークショップでは、学生たちから様々な提案されました。

「ヒマワリの種を観光客に育ててもらう」

「種を配って、花が咲く頃の見に来てもらう」

「子ども達と一緒にヒマワリを育てたい」

「ヒマワリ畑を映画のロケ地にしたい」

さまざまな提案を学生たちのさらなる飛躍が期待されます。

『加茂留学』の試みは11月1日から10日まで、新潟空港内のロビーで、パネル展示されました。空港を利用する多数の人々に、学生たちの取り組みが紹介されました。

NPO法人ヒーローズファームが目指すのは、社会人起業家型人材の輩出。子どもたちが前を向いて生きていける地域、小さな成功体験を重ね、かっこいいモデルとなる人に出会うこと、一緒に何かを作っていくことで解決し、地域の人との関係性を築いて、地域の困り事、地域の課題が解決されるような事業をしていくことが大切に、現在やっているインターンシップ事業もそうしたことを目指しています。