企業部門

3.11という未曽有の危機を経て、改めて「地域」の様々な課題に焦点があたっています。地域で事業を展開する企業の皆様にとっては、「本業を通じた地域の課題解決・地域の成長への貢献」はますます重要な経営指針の一つになるという話を多くの企業経営者の方からお聞きしています。そうした新しい取り組み・プロジェクト・事業を進めていく際に、「忙しい社員には頼めないけど試してみたい!」「新しい若い人材と一緒に挑戦をしたい!」そんな想いで未来を担う若い人材を育成・活用・戦力化している事例も多くございます。
“地域仕事づくりチャレンジ大賞2011”では、地域において先進的な取り組みを若者との協働を通じてスタートした企業をはじめ、実際に地域に入って挑戦をする若者、自治体・大学関係者が集う場です。
新しい経営資源としての「若い人材」活用に関するヒント。そして多くの挑戦する人たちの出会いが集結したイベントになりますので是非、ご参加ください!

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企業部門 入選プロジェクト

ノミネート

農と若者の未来を創る地産地消事業(C1)

【新潟県新潟市】
長嶋さんは学校給食の地産地消の為、農家から野菜を直接仕入れて販売する会社を設立、農家開拓に着手した。 共感した学生が農家を回り、今では年商1億円を超え、引きこもり支援NPOとのコラボ八百屋等を運営している。

【仕掛け人】(株)総合フードサービス 代表取締役 長嶋信司

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ココが見どころ!

コメント農家からの野菜の直接仕入れや若者自立支援NPOとのコラボなど、近江商人の「三方よし」を思い出させる長嶋社長のビジネス展開は、企業の地域に対する役割の果たし方を考えさせられます。
【推薦者】ヒーローズファーム 西田卓司

ココが見どころ!

コメント長嶋社長の元には常にやっかいなお願いがくるのですが、それを本業を生かして助けているうちに自分がやりたかった事の実現に結びついている気がします。「自分ができることで誰かの役に立つ」が今も仕事の原点です。
【チャレンジした若者】宮澤拓(元インターン生→カフェ起業)

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ココが見どころ!

コメント「地産地消」は多くの地域で取り組まれていますが、生産者の巻き込みや流通ルートの確保の難しさから、うまくいっている地域は少ないのが現状。本事例は、そのような課題を次々に克服し、1億円以上の新規事業へとつなげた内容です。その際の成功ポイントを是非ご覧ください。

ノミネート

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ノミネート

京都老舗米屋の経営革新(C2)

【京都府京都市】
家業である米屋を継承した八代目経営者。お米ギフトという新市場を創造し、2007年フォーマルギフト賞を受賞。さらなる食文化の発信の為、米料亭の出店に続き、自社農園を展開。流通革新による農業の発展に貢献。

【仕掛け人】八代目儀兵衛 橋本 隆志

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ココが見どころ!

コメントお米が甘いという感覚を届けたい。甘いお米、美味しいお米に拘り、京都から全国、世界へと米文化を発信したい。社長の想いは、若者を通し、地域で実現していく。農業に革命を起こす、新しい制度が誕生する。
【推薦者】JAE(NPO法人 日本アントレプレナーシップアカデミー) 寺谷 卓也

ココが見どころ!

コメントインターン時代から3年目にして、ようやく実現したプロジェクト。想いのある学生だからこそ実現できると信頼してくれた経営者。共通の想いは、ただ1つ。安心・安全なおいしいお米を届けることです。
【チャレンジした若者】山田 聡(インターン生→社員)

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ココが見どころ!

コメント企業ならばどの企業も抱える「事業継承問題」。 伝統ある「儀兵衛」の名を継いだ社長が、新たなマーケット創出を仕掛け、 大幅に売上を伸ばした新規事業に、若者がどうからんでいったのかが最大の見所です。

ノミネート

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ノミネート

神様仏様お犬様!閃きが仕事を創る(C3)

【高知県土佐町】
森林率約90%、野菜やお米も豊富にとれる高知県土佐町に都会からUターンしてきた川村さん。ビニールハウスの中で作りはじめた犬小屋は、平均単価15万円で2000件を超える顧客を持つ人気商品。地元にいる大工さんを雇い、スタッフは10人を超えた。

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ココが見どころ!

コメント「こんないなかやけど、おもろい仕事があるんやで」。芸能人や海外からなど幅広く購入される犬小屋とHPをつくりはじめた川村さん。地域の大工さんを雇用し、法人化を果たした。現在は、大工だけではなく新卒採用し、いなか発のビジネスを育てている。
【推薦者】(株)南の風社 宮脇綾子

ココが見どころ!

コメント「高知生まれ、高知育ちで高知が好き!商品を売り出してみたい」お客さんを持っている川村さん、障がい者とお菓子を作っている「どんぐりの里」、インターン生の私でお菓子作りを行いました。地域ぐるみで商品を作り、できあがったときには涙がでるくらい嬉しかった!
【チャレンジした若者】西森梓(インターン生/高知工科大学)

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ココが見どころ!

コメント山奥ながら、地元木材を使用した大人気の犬小屋製作・販売事業に加えて、更に新規事業(ペットの為のお菓子販売)として、顧客満足度を高めつつ、新たな雇用まで生み出している秀逸な事例。アイデアを事業へと発展させていく手法は全地域、全業種に大きな示唆を与える。

ノミネート

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ノミネート

沖縄発!人を巻込む進化系福祉カフェ(C4)

【沖縄県糸満市】
地元人気紙『カフェ100』の表紙を飾るオシャレな店。ミシュランガイド2つ星レストランのメイン料理となった「純朴島豚」(自社ブランド)。
福祉をビジネスで解決する!社会福祉施設長と若者による挑戦物語。

【仕掛け人】社会福祉法人トゥムヌイ福祉会 喜納 平

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ココが見どころ!

コメントこのプロジェクトは若者を軸としたジョイントベンチャー。デザイナー、シェフなど各分野の専門家が集い、沖縄初の豚肉六次産業・ブランディングを試みる社会福祉法人で、ハンデのある方の成長と売上意識を高めます。
【推薦者】有限会社ルーツ 伊禮 由美子

ココが見どころ!

コメント沖縄県宮古の多良間島で育ち、六次産業を知るため始めたインターンシップ。当初、福祉に興味はありませんでした。でも、出逢ったのは洗練されたカフェ、イメージが変わる出来事たち…次第に惹きこまれていきました。
【チャレンジした若者】西原 緑(インターン生/沖縄国際大学4年)

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ココが見どころ!

コメント多くの福祉事業者にとって、経営の安定化は重要テーマだと思います。養豚、商品加工、オシャレなカフェでの販売という一連の仕組みを構築し、圧倒的な商品力を軸に売上を伸ばす。同時に、障がい者にも働きがいと生きがいを提供しているこの事例は、様々な点から学びの多い内容です。

ノミネート

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ノミネート

伝統工芸界に仕事を創り出す学生達(C5)

【東京都目黒区】
多くのインターン生が「埋もれた商品」に命を吹き込み、年間数億を稼ぐカリスマ店長が続々誕生。活躍できる場があれば人の能力は開花する。職人さんと二人三脚で真剣勝負を続ける若者達とその舞台裏を伝える物語。

【仕掛け人】株式会社デジサーチ・アンド・アドバタイジング
代表取締役 黒越誠治

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ココが見どころ!

コメント教えて任せて評価する。この合言葉をもとに、2002年から計25名のカリスマ店長(学生含む)が約30の案件を担当。自分の役割は活躍できる場づくり、という社長の言葉から、仕事を生み出す「人づくり」の大事なことを見いだすことができます。
【推薦者】NPO法人ETIC. 伊藤淳司

ココが見どころ!

コメント商売の原点となるバイヤー、商品開発、営業マンという全てに挑戦をするチャンスをもらったことが今でも私の原点。新たな商品をどんどん生み出したいと言ってくれる職人さん達と一緒に日本の良さを世界に伝えていく仕事を今でも挑戦し続けています。
【チャレンジした若者】西岡佐和乃(元インターン生→山田平安堂インターナショナル社員)

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ココが見どころ!

コメントネット物販だけではなく、グループ会社のリアル店舗や新会社立ち上げでも、同社の仕組みは再現性がある。インターンを単に戦力化、採用するのではなく、人が育つ仕組みが組織に根付き、だから業績も上がるという考え方は企業経営者も必見と言える。

ノミネート

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