大学部門

 社会から求められる大学の「研究と教育」の役割は益々多様性を帯びています。一方で、少子化に伴い世界・日本・地元の学生達を入学者として迎えるためにも、地域の大学にとっては、自大学の特徴を知ってもらい、特色のあるカリキュラム作りや教育体系の確立は大変重要と言われています。
 “地域仕事づくりチャレンジ大賞2011”では、「地域×学生」の挑戦を促進する新たな教育カリキュラムへの取り組みをスタートさせた大学の事例を紹介します。また、多くの企業・自治体との協働を生み、地域の新たな担い手を育てる共通の基盤を創り出すために大学がまず最初に出来ること何かについても議論したいと考えています。大学と共に挑戦をしたいと考える若者、地域企業、自治体関係者が多く集う場です。是非、ご参加ください。

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大学部門 入選プロジェクト

ノミネート

北の街で紡ぐ学生と地域の百年物語(U1)

【北海道小樽市】
北の松下村塾と呼ばれる、挑戦意欲旺盛な学生が集まり・育つ講義がある。自らの生き方・働き方を考える機会を設け、地域の企業・大人との関わりの中で学生を育てる仕組みを大学を巻き込みながら実践中!

【仕掛け人】小樽商科大学 社会情報学科 准教授 大津 晶

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ココが見どころ!

コメント昨年度から実践型インターンシップを共に仕掛けています。大学の存在意義を問い、学生・地域にとって魅力ある大学にしようと、多くの若者を巻き込み奔走する大津先生と共に、今後もワクワクするプロジェクトを生み出し続けます。
【推薦者】合資会社neeth 石井 宏和

ココが見どころ!

コメントなんとなく日々を過ごしていましたが、地域イベントやインターンに参加して自分の知らない分野や他の人が行っている活動にも興味を持つようになりました。経験を元に自分のことを話せるようにもなり、それが自信に繋がっています!
【チャレンジした若者】小樽商科大学 中川 舞

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ココが見どころ!

コメント小樽という地域と連携をして実践的な教育カリキュラムをどのように根付かせるか。外部コーディネート機関も活用しながら、様々な地域プロジェクトに学生が関わっていく新たな教育体系を目指しています。

ノミネート

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ノミネート

東北の未来は教育にある!(U2)

【山形県山形市】
東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地域で「今、東北の大学で学ぶことの本当の意味を考える」をテーマに、被災地の復興・再生に学生と共に真正面から向き合い「生きるとは何か?働くとか何か?」を考え抜く授業。

【仕掛け人】山形大学エンロールメント・マネジメント部 教授 
福島真司

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ココが見どころ!

コメント学生と共に被災地の最前線で活動に取り組む中で、福島先生ご自身も日々変化・進化されて来ました。個々の学生が持つ可能性を信じ、最大限にそれを引き出すことを目指す挑戦です。受講学生の大きな変化にも注目!
【推薦者】NPOハーバランス 代表 舟田篤史

ココが見どころ!

コメント座学では、これまでに持っていた安定志向などの固定観念を破壊され、自分の将来を真剣に考えるようになります。実践では、「今やらないといつやるのか?」との姿勢で、自らの想いを実現する行動力が身に付きます!
【チャレンジした若者】
山形大学農学部1年 藤原崇

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ココが見どころ!

コメント震災が東北地域の大学や教育に与える影響は計り知れません。その中、3.11以降、福島先生が学生・被災地・地域・企業を繋ぐために奔走。被災地を目の当たりにし、起業家のパワーを感じた多くの学生が自ら動き出しています。

ノミネート

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ノミネート

地域のリーダー育成!必修インターンの挑戦(U3)

【石川県金沢市】
地域づくりのリーダーを育てる為の必修授業「まちづくりインターン」。事前合宿、現場の真剣勝負、事後合宿を通じて、学生は地域とのつながりを実感。仕事と人生について考え、さらに新しい一歩を踏み出していく。長期インターン等、金沢大学の挑戦は続く。

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ココが見どころ!

コメント集中講義「SB体験実習」や大学院向けカリキュラムの構想など、地域づくりのリーダーを育成しようとする金沢大学から輩出される人財は、地域のイノベーションや仕事づくりの現場でも期待される存在。長期実践型「能登留学」に挑戦する学生も生まれている。
【推薦者】株式会社御祓川 森山奈美

ココが見どころ!

コメント働く経験がアルバイトしかなかったが、会社の一員として働く中で、上司や社会全体の話を聞き、地域の厳しさを肌で知る機会になった。インターン中は、上手くいかない事もあったが、終わってみると壁にぶつかったり悩んだりしたことが、現在に繋がっている。
【チャレンジした若者】
佐々木 絢也(まちづくりインターン後、能登留学に挑戦中)

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ココが見どころ!

コメント地域を担う将来の人材をどのように育てるか。地域という名前がつく学部が増える中、外部コーディネート機関も活用しながら、地域と向き合い、学生・地域と共に地域密着型の新しいカリキュラム作りに挑戦しています。

ノミネート

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ノミネート

社会起業セヨ 鬼教授と学生の挑戦(U4)

【愛知県名古屋市】
「“社会起業家”を育てたい」熱い志と“微笑みの悪魔”の別名を持つ韓国人教授。
その人柄にゼミの垣根を越えて学生たちが集い、愛知のNPO支援に乗り出す。
先生やたくさんの人との出会い、仲間と歩んだ一歩に共感の種が宿る。
その小さな種は、様々な困難、愛情を受け、ゆっくり、力強く芽吹く。
その芽はつぼみとなり、今、NPO設立という花が咲こうとしている。

【仕掛け人】中京大学 教授 羅 一慶

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ココが見どころ!

コメント誰しもが若い時にぶつかる“自分の壁“ 今まで、それに気づかず過ごしてきた学生たちが、“微笑みの悪魔”と出会い、ソーシャルビジネスに挑む人たちと出会った。点と点がつながり、それは、やがて社会を変える共感の輪となり、広がっていく。草食系男子も肉食系に変えてしまう羅先生と“大学と地域をつなげたい“熱い思いを持った学生たちとの日韓共育成長ストーリー。
【推薦者】NPO法人アスクネット 太田 正利

ココが見どころ!

コメント自身を知らない学生がたくさんの人との出会いを通して、自分を見つめる鏡を見つけました。支えてくれる人への感謝の気持ちを抱いたのをきっかけに、社会に信頼の糸を紡いでいきます。社会に新しいつながりを創造する学生たちの小さな冒険物語です。 【チャレンジした若者】中京大学 中野 正隆

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ココが見どころ!

コメント一人の先生が熱血で頑張るだけではなく、学内で徐々に仲間の先生が増えてきています。点から面の動きへ、そして組織としての仕組みに変化していく途上の事例としても是非、ご覧いただきたい事例です。

ノミネート

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